ブリティッシュヘビー級のタイトルマッチ、ザック・セイバーJr対YOSHI-HASHIに「G1出場権」を賭ける事が正式に決定。その公式ツイートには批判が殺到しています。
新日本プロレスへの批判と、「G1出場権」を要求したYOSHI-HASHIへの批判。・・・批判と書いたけど、中にはそれってただの悪口じゃないのかい?と思うものも散見されます。
なのでtweetは引用しませんが、多くのファンが訴えてる事は、YOSHI-HASHIも何か賭けろよ!という事なんですよね。
それを受けてか、6.21のバクステコメントでザックが
俺が勝ったら、俺のヤングボーイになれ。専属のヤングボーイだ
引用:新日本プロレス
と発言。
それをYOSHI-HASHIが了承するのかどうかに注目したい所ではあります。
YOSHI-HASHIがG1出場権を要求した事の影響
そもそも、ザックがブリティッシュヘビーをかけた試合で、勝利してきた対戦相手(↓の記事参照)を考えるとかなり難しい挑戦ともいえます。

それに「G1出場権」が加わった事で、負ければトップ戦線からは遠ざかり、勝ったとしても、G1クライマックス29のAブロックの豪華メンバー相手に結果を残さなければ、やはりトップ戦線からは遠くなってしまいます。
ダラスでバトルロイヤルを提案していましたが、当日にAブロック公式戦がありますから、勝ち上がっても茨の道だと。
ただ、YOSHI-HASHIの意図したものなのかどうかは置いといて、結果的に「G1出場権」を掛けた事で、ブリティッシュヘビーへの注目度は上がりました。
G1の発表が終わり、海外掲示板の書き込みなんかを見ていても「しばらくお休みだね」と言っているファンがチラホラいます。配信もグッと減りますから。
G1の予習として過去のG1を見る人もいれば、他団体に集中するファンもいるはずです。
中には、一旦ワールドを解約して、G1を見るためにまた契約するつもりのファンもいると。
G1は7月の終わりからですから、どうせアーカイブで見れるからと8月から契約する人もいるかもしれませんし、他団体に集中しているうちに離れてしまうファンもいるでしょう。
リピーターの比率はいろいろあれど、客は常に入れ替わりながら増減するなんて言われていますから、動きの少ないこの時期に「ここからすでに「G1」は始まっている!」という仕掛けは必要なんだろうなと思うわけです。
YOSHI-HASHIへ批判が殺到する理由
YOSHI-HASHIへ批判が殺到するのは、やはりアピールの仕方なんだと思います。
思い出すのは、2018年のNEW BEGINNING。
内藤哲也とシングルマッチが組まれた際に、前哨戦の中で連日コメントを出す内藤に対し、YOSHI-HASHIはあまりコメントを出しませんでした。
もちろん舌戦が得意ではないと言うのはあるでしょうが、ノーコメントはまた意味が違ってくるような気がしてしまいます。
そして内藤はバクステで「負けたらメキシコ修行からやり直せ」という発言をしました。
バクステでは煽っている風に見せて、当時の週プロで内藤は胸の内を語っていました。
2011年にメキシコ遠征にいったときに、YOSHI-HASHIが現地で修業中だったんですけど、そのときの彼は日本に帰ってからのことを熱く語っていたんですよ。
でも、いまのYOSHI-HASHIはそのときの気持ちをスッカリ忘れているんでしょうね。
引用:週刊プロレス
しかし、これに対してYOSHI-HASHIは完全にスルー。
試合で敗れたものの、直後にタイチの乱入なんかもあって、あっさりとYOSHI-HASHI対内藤という構図は終了となってしまいました。
もちろん負けたからメキシコへ行くべきとかそんな話しではなくて。反応しない事が問題なんじゃないかと思います。
期待もある
例えば、2013年の”中邑真輔対鈴木みのる”のインターコンチの試合。鈴木みのるは中邑真輔に「負けたら鈴木軍に入れ」と要求しました。
この時も、鈴木みのるは特に何も賭けていなかったはずです。しかしそんな事が気にならないくらい一連の流れが楽しかったです。
煽りV史上ベスト3に入るくらい面白いので、知らない方は是非。
これは中邑真輔だから出来た事だとは思いますけども。
重要なのは「何を賭けるか」ではないんだろうなと思います。
ここからの展開にも期待していますが、どんな試合を見せてくれるのか。
気合が入りすぎて怪我なんかがない事を祈りつつ、楽しみにしたいと思います。
こちらからは、以上です!