現在、CMLLへの無期限海外遠征中の川人拓来(リングネームは”カワトサン”)
6.30アレナメヒコで行われた、CMLL世界スーパーライト級王座戦でアウダスに勝利し、王座初戴冠となりました。
アウダスといえば、今年のファンタスティカマニアでも来日しましたよね。
別名「人間紙飛行機」と言われ、ロープを巧みに使った空中攻撃に特徴のある選手です。
引用:新日本プロレス
テクニコ(ベビーフェイス)側の選手で、元々は「フィエロ」という名前だったのが、マスクの授与式を受けてアウダスになったんだそうです。
このマスク授与式というのは、期待の若手選手に対して行われる者ですから、期待の若手選手を、カワトサンは打ち破ったという事ですね。
このCMLL世界スーパーライト級王座の歴代チャンピオンと、川人の海外遠征を少し振り返ってみたいと思います。
CMLL世界スーパーライト級王座の歴代チャンピオン
このタイトルの名前はよく耳にすると思います。
つい最近までドラゴン・リーが保持していたタイトルであり、その前のチャンピオンはカマイタチ(高橋ヒロム)です。
ファンタスティカマニアで一時帰国して、後楽園でドラゴンリー対カマイタチでタイトルマッチをした事も記憶に新しいと思います。
そんなCMLL世界スーパーライト級王座の歴代チャンピオンは以下。
初代 ロッキー・ロメロ
第2代 ヴィールス
第3代 ロッキー・ロメロ
第4代 トミー・ウィリアムス
第5代 ロッキー・ロメロ
第6代 マスカラ・ドラダ
第7代 ヴィールス
第8代 ドラゴン・リー
第9代 カマイタチ
第10代 ドラゴン・リー
第2代 ヴィールス
第3代 ロッキー・ロメロ
第4代 トミー・ウィリアムス
第5代 ロッキー・ロメロ
第6代 マスカラ・ドラダ
第7代 ヴィールス
第8代 ドラゴン・リー
第9代 カマイタチ
第10代 ドラゴン・リー
そして、第11代にカワトサンの名が刻まれたわけですね。
公式の情報では、変形垂直落下式ブレーンバスターで勝負を決めたようです。
垂直落下式ブレーンバスターといえば、今の新日本プロレスでは、石井智宏や獣神サンダー・ライガーが思い浮かびますね。
調べてみると、この”変形”というのは、つまりリストクラッチ式の垂直落下ブレーンバスターなんだそうです。
川人拓来の海外遠征の状況は?
この間のCMLL中継で、ドラゴンリーが川人にトぺ・コンヒーロを教えた話しなどもしていました。
でも、たまにCMLL中継で見かけるくらいで、どのような活躍をしているのかはあまり情報が入ってきませんよね。
調べてみると、川人は2019年の上半期で51試合に出場しています。
ちなみに新日本プロレスでいうと、1番試合数の多そうな内藤哲也が80試合、ヤングライオンの海野翔太や成田蓮が約70試合なので、海外遠征という事を考えると、かなり出場機会に恵まれていると言えます。
元々海外遠征に行くと、CMLLは出場機会が多くて、ROH(アメリカ)やRPW(イギリス)なんかは出場機会が少なくなります。
そもそもの興業数が全く違いますからね。例えば2018年の興業数を見てみると
2018年の興業数
CMLL 358回
ROH 86回
RPW 42回
CMLL 358回
ROH 86回
RPW 42回
このように、かなり違う事がわかると思います。
例えば、CMLLでカマイタチとして名を上げた高橋ヒロムも、海外遠征で1番最初はイギリスに行きましたが、中々試合を出来ずにいました。
2013年6月~海外遠征開始
6月 1試合
7月 試合無し
8月 1試合
9月 1試合
10月 10試合
11月 5試合
12月 1試合
6月 1試合
7月 試合無し
8月 1試合
9月 1試合
10月 10試合
11月 5試合
12月 1試合
こんな感じで、メキシコに行くまでの半年間で、19試合の出場に留まっています。
それも全部で9つの団体の興業に出ていますので、出場機会を求めてインディーを回った様子が見て取れますね。
もちろん、試合をするだけが海外遠征の目的ではないと思いますが、川人は出場機会にも恵まれて、充実した日々を送っているようですね。
逆に現在同じく海外遠征中の岡 倫之は、海外遠征に出てから約1年で33試合の出場(内2回はニュービギニング)
2月のニュービギニング以降は、全く試合もしていないので、心配です。

カワトサンがチャンピオンになった事で、アウダスとのライバルストーリーや、例えば王座を落としたタイミングでの凱旋帰国とか、チャンピオンとしてスーパーJカップ出場とか、いろいろな事が想像出来ますよね。
またタイトルマッチが配信されるでしょうから、楽しみですね。
こちらからは、以上です。