プロレスにおいての”説得力”とは一体何なのか?

スポンサーリンク
初心者向け 初心者向け

プロレスにおいてよく言われる言葉に「説得力」というものがあります。

「この技は説得力がある」「この技は説得力がない」

主には”技”に対して、見ている側であるファンが使うこの言葉。

時代が変わり、プロレスというものがある意味「正しい形」で理解されてきたからこそ使われる言葉ともいえます。

ではこの”説得力”というのは何なのか。

ショーアップされた闘いであるプロレスにおいて、見ている側が「納得する」、もしくは「納得できる」かどうかという事だと思います。

その説得力にはどんな要素が影響するのか?を少し掘り下げて考えていきたいと思います。

前提として、プロレスは相手を壊す為にやっているわけではありませんし、ファンも選手の怪我が見たいわけではありません。

事実、危険な技を嫌うファンも多数います。

説得力を求める=危険な技を求めるではありません。

スポンサーリンク

プロレスにおいて説得力に必要な要素は?

技の説得力において重要な要素はまず”見た目のインパクト”でしょう。

素人目に見てもわかる”破壊力”というのは1番の説得力と言えます。

「これ喰らったらやばいだろう」「これ喰らったら立てないだろう」

というようなダメージが容易に想像できるというのは説得力に繋がります。

 

例えば、最近の新日本でいうと2mを超えるランスアーチャーが繰り出す”ハイアングルチョークスラム”なんかは、とんでもない破壊力が想像できます。

「1番説得力のある技は?」という議論をしたら必ずといっていいほどに上がる、スタンハンセンのラリアット。

ハンセンも身長は195cmあったと言われています。

ラリアットでいえば小橋建太の剛腕ラリアットなんかも破壊力が想像できます。

小橋の身長は186cm。

 

つまり、デカイ体でハードヒットしたら迫力がありますし、ダメージも容易に伝わります。

とはいえ突出した身体の大きさだけが破壊力に繋がるわけではないように思えます。

 

例えば垂直落下系、雪崩式、断崖式というようなものは容易に破壊力が想像できますよね。

そう考えると

・デカイ体でハードヒット
・脳天から落とす
・高い所から落とす

この3つは説得力が生まれやすいと思います。

 

しかし、闘っているのは生身の人間ですから、当然危険度も増しますし、選手の肉体にも負担は大きくなってきます。

何度も言いますがプロレスは相手を壊すためにやっているわけではありません。

そのため、インパクトを表現するために色々なテクニックが使われています。

 

例えば、ストンピングの際に軸足で大きくマットを踏みつけて音を鳴らしたりするのはそういう意図があります。

「音」というのはインパクトを表現する1つの要素ですので「体の一部を叩いて音を出す」というような技術というのは多用されています。

明らかに当たっていないのはアレですが、当たっているのに大きな怪我には繋がらないというのは技術といえると思います。

 

また、プロレスは1人でやるものではありませんから、相手の受けも重要となってきます。

ラリアットでも受けてからヨロヨロと倒れるのと後方に一回転するのでは、見ている側に伝わる”威力”が大きく変わってきます。

現在新日本で活躍する選手の中では、内藤哲也、飯伏幸太、金丸義信などが受けが派手で「うまい」とよく名前があがります。

DDTを受ける際も、内藤なんかは垂直に受けますし、飯伏は「首受け身」と呼ばれるような派手な受けを見せます。

金丸のラリアットの受けは一回転しながらひねりも加わっていて一見の価値があります。

 

前述した打撃の受けという部分でもそうですが、相手との信頼関係がないと成り立たないし、一歩間違えば重大な怪我に繋がるのがプロレスです。

説得力に重要な「ストーリー」

説得力に繋がるのは上述した”見た目のインパクト”だけではありません。

ストーリーというのも重要になってきます。

ストーリーといってもいろいろなストーリーがあります。

例えば試合の中でのストーリー

例えばしつこくしつこく足攻めを繰り返した後、足関節を決める技を見せられると観客は痛みや辛さをよりリアルに感じます。

いきなりチョークスリーパーをされるよりもスタミナを消耗しきった後にチョークスリーパーを喰らうほうが”苦しい”というのは格闘技をやったことなくても想像できます。

そもそも関節技などは決まってしまえばどうしようもないものだというのは総合格闘技などを見ているとあきらかなのですが、現在のプロレスでは開始直後に関節で終わるというのはあまりないです。

また、選手同士のストーリーというのもそうです。

いきなり試合が組まれた相手への張り手よりも、因縁のライバルへの張り手のほうが重みを感じると思います。

それにどういう思いが込められているかファンは想像して感情を揺さぶられます。

 

選手自身のストーリーというのも関係してきます。

何となくその技を選択したというのよりも、師匠の技を使っている姿にファンは歴史を感じますし。

大事な一戦でライバルの技を使うなどもそうです。

ファンは選手の気持ち思いを想像して楽しんでいるのです。

まとめ

最後にまとめます。

プロレスにおける説得力とは

・見た目のインパクトが重要である

・受け手の技術によっても変わる

・試合展開によっても変わる

・ストーリーを感じればファンは想像して盛り上がる

 

危険な技だけが説得力ではないと思います。

想像して楽しむというのはプロレスの楽しさの1つですよね。

 

こちらからは、以上です。